G検定ってAI初心者でも取得出来るのかな・・・?
AIについて勉強したいけど、G検定って取得した方がいいのかな?取得したら何が分かるようになるんだろう?
このブログではAIについて興味があり、G検定について取得をしようと考えている方へ、同じくAI初心者の私が短期間で合格した方法について解説します。
学習に使用した教材、役立つ勉強法、そして合格までの道のりをサポートしていきます!
1.G検定とはどんな資格?
- 資格の概要
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G検定とはJDLAという協会が実施しているAI・ディープラーニングを活用したい人のための資格です。
本資格取得を目指すことでAI・ディープラーニングがどういったものなのか、何が出来るのか、どう利用していけば良いのかを学ぶことが出来ます。(詳細はこちらの公式サイトを参照してみてください)
AI資格は比較的新しく追加された資格で、これから更に注目度が上がっていくジャンルであり、G検定はその足掛かりとして注目されていくと考えられます。私AI技術に個人的な興味があったため、自身の今後のスキルアップのため取得を目指しました。
2.試験の概要について
- 試験概要
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試験ついては以下の通りです。
項目 詳細 試験時間 120分 試験の形式 160問、多岐選択式 受験料 13,200円(税込) テスト形式 オンライン実施(自宅) オンライン受験については自宅とありますが監視官はいないため、パソコンが使える場所であれば自宅以外でも受験可能です。
私は試験直前に仕事が入ってしまったため、職場で試験を受けました。
3.使用した学習教材
- 使用した教材について
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私がG検定で利用したのは、テキスト(Kindle)とUdemyの問題集でした。
G検定についてはテキストやメモの持ち込みが可能なので、事前の知識のインプットとメモの有効活用両方をうまく準備することで試験準備の時短が可能です。
メモにすべて頼ると問題数的に時間が足りなくなるので、基礎知識のインプットのために問題集とテキストを利用しました。
それぞれの使用した感想は以下の通りです。
問題集「【G検定:350問全問解説付き(最新シラバス準拠)】※2024年10月に50問追加!模擬試験問題集」
オススメ度:中
利用した感想。
★メリット- 問題数が充実している
- 不正解の理由についても回答に記載されている
- 最近のAIの傾向に合わせて問題がアップデートされる
★デメリット
- 図説とかはないので事前に知識を入れていないと解説を読んでも体系的な理解が難しい
メリットについてですが、Udemyの問題集はデータで購入するので、買った教材によっては作成者がアップデートや修正をしてくれるので、買い切りの紙の問題集と違って、需要さえあれば更新され続ける可能性があるのが良い点です。
問題数も自分が購入した時よりも追加されているみたいですので、問題量的にも十分かと思います。
デメリットについてはそれほどデメリットという点はなかったかなと思います。
テキストを一読して多少知識を入れていないと解説自体がどの部分の話をしているのか分からないものもあるので、問題集だけ解いていれば体系も理解できるということはないかなと思います。
テキスト
「Exam ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格テキスト」
オススメ度:中リンク
利用した感想
★メリット- 図説があり内容が理解しやすい作りになっている
- テキストだけでなく模擬試験もついている(各章毎に章末問題もある)
- 文章がAI初心者でも分かりやすいように例を用いて解説してくれている
★デメリット
- 500ページ程あるので読み切るまでの物量が多く時間がかかる
自分はkindle版を買う前に本屋で実際に内容を読み比べるか、kindleの試し読みで内容とスマホで見た場合の使用感を調べてから買うようにしています。
本書はAI初心者に向けて、解説や図説が丁寧に作られていると思い購入しました。
説明が分かりやすくなる分ページ量は多くなるので、そこはある程度トレードオフなところはあるかもしれませんが、AIを学んだことがない、ChatGPTやCopilotといった名前だけは聞いたことあるといった方に向けてオススメです。
私もシステムエンジニアではありますが、AIは未学習の分野で、用語や概念がそもそも違う部分が多いのでテキストは一つは持っておきたいと思いました。
デメリットについては物量が多く1周するのに時間がかかる点位でした。学習時間も限られていたので、1周したあとは問題集で不正化の部分を更に確認したいときに目を通していました。
4.学習方法と学習期間
- 学習方法について
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学習方法については以下の順番で実施しました。
- テキストを1周する
- 問題集を解く
- 間違えた部分についても理由を確認し、正解率が9割を超えるまで解き続ける
テキストは物量が多いので、1周した後は不正解部分や学習部分が不足していると感じた部分の理解度を深めるために使いました。また、計算問題の解き方も解説があるので、試験の違い時期は計算系の問題で理解が出来ていない部分を集中的に学習しました📚
G検定は試験の問題数が多いので、とにかく問題集の数をこなして対応できる問題範囲を増やしていくことが重要になります。
そしてテキストやメモの持ち込みが可能なため、不安な部分は検索しやすいようにまとめておくことで理解度を深めつつテストに備えた準備を効率よく進めていくことが出来ます。
問題集の正解率が上がったら、メモやリンクを作るなど本試験特有の準備も行います。
当日はとにかく時間との勝負になるため、事前の仕込みも忘れず行いましょう。 - 学習期間と学習時間について
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公式アンケートの合格までの学習時間ですが「30時間~50時間」が一番多いそうです。(次点で15時間~30時間)
私の大体学習の期間としては約2週間程度で、時間としては25時間程度でした。
学習量としては試験問題を受けてみて、少し学習不足感はあったかなと思いましたが。テキストやメモが持ち込めるので合格ラインへは問題なくたどり着いたという感じでした。
問題についてはAI初心者で資料なしで解くには、そこそこ勉強時間を確保しないと実際受かるのは難しいのではないかなと思うレベルです。そのため、合格率には騙されない方が良いと思います。合格された方も問題自体は思ったより難しく感じた方は多い印象です。(SNSを見た感じでは)勉強時間の内訳としては
・平日は1時間程度。時間が取れない場合は通勤の電車かバスで問題集を数問でも良いから手を付けるようにしました。
・休日は午後に平均3時間前後。
・大体週に合計11時間勉強していたと考えた場合、2週間で約25時間程度になります。
5.試験での注意点
- 試験の申込について
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試験については公式の申込から申し込み可能です。
CBTテストではないので、予約で埋まってしまうということはありません。申込期限だけに気をつけて落ち着いて申込みましょう。試験については基本的に受ける方の大半は自身のパソコンから実施することになると思いますが、オンライン試験に対応出来るか事前確認は必ず行いましょう。
確認は受験サイトマイページから「動作確認」を選択し、確認することが出来ます。
私の場合は職場で試験を受けたので、職場の端末で確認を行いました。テキストやメモを試験で利用する場合ですが、実際に解く問題の文章のコピーは出来ないので、そのまま答えをインターネットに貼り付けて確認するということは出来ないので気をつけてください。仮にやる方法があったとしてもそもそも問題数が多く一つ一つそんなことをしていたら時間が全然足りませんが💦
試験については2024年前半までは約200問前後出ていたので1問30秒位でしたが、2024年6回目試験以降は160問になり、約45秒前後になったので若干の余裕は出来ましたがいずれにせよ、すべて検索している時間はないかなという印象です。
試験の結果については大体2週間後位にメールで通知が来ます。問題数が多く答え合わせは基本出来ないので、ここは大人しく合格を信じて待ちましょう👍
6.あとがき
- ・まとめ
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今回の説明した内容を整理すると
- G検定はAIをこれからはじめる人がはじめるための基礎知識について問われる試験
- テストは約160問で試験時間は120分(1問あたり約45秒)
- 受験料は13,200円(税込み)
- 自宅で受ける試験で、監督官とかはいない
- テキストは1周した後は問題集をひたすら9割の正解率が安定してとれるまで解く
- 当日試験に向けてメモや参考にするテキストを準備する
- テストを受けるパソコンで事前の動作確認は必ずしておく
- 試験結果は約2週間後メールでくる
AIについては現在注目度の上がっているジャンルであり、これからAIを学ぶ人にはG検定はとてもオススメな資格です。
今回の情報が皆さんの合格の参考になれば幸いです。