AIについて勉強したいけど、AIFってどう学習したらいいの・・・?
AWS Certified AI Practitioner(AWS-AIF)を取得したいけど、出たばかりの資格でどうやって勉強すればいいのか分からない。
このブログでは、仕事をしながらもAIFについて効率よく学べる方法をお伝えします。
学習に使用した教材、役立つ勉強法、そして合格までの道のりをサポートしていきます!
1.AI Practitionerとはどんな資格?
- 資格の概要
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AWS Certified AI Practitioner(AIF)は人工知能 (AI)、機械学習 (ML)、生成 AI の概念とユースケースに関する知識を証明する資格です。
AIの基本的な概念、AWSを利用したサービスの知識を習得したい方に向いている資格と言えます。
AWSの資格の中でも比較的新しく追加された資格であり、これから取得者が増えていくことが予想されます。私はクラウド、AI技術に個人的な興味があったため、自身の今後のスキルアップのため取得を目指しました。
2.試験の概要について
- 試験概要
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試験ついては以下の通りです。
項目 詳細 試験時間 90分 試験の形式 65問の選択式、複数選択で700点/1000点で合格(約70%程度) 受験料 100USD(15,000円) テスト形式 対面 もしくは オンライン
※Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験対応言語 英語、日本語、韓国語、中国語、他 時期やタイミングによっては再受験1回無料等のキャンペーンもやっているため、一度ホームページを確認してみてください。
3.使用した学習教材
- 使用した教材について
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私がAIプラクティショナーで利用したのは、Udemyの問題集と公式のテキストでした。
AIプラクティショナーについては日本語対応のテキストや問題集はまだかなり少ないため、ほぼ購入したものはありませんでした。(ここは早く拡充していってほしいところです)
問題集「AIF-C01 / AWS Certified AI Practitioner 模擬試験(4回分)+補足問題=340問」
オススメ度:高
利用した感想。
★メリット- Udemyで提供している数少ない日本語の問題集
- 提供されている問題集の中では問題数がそこそこボリュームがある
- AWSサービス以外にも基本的なAIの知識についても問題集で身につけられる
★デメリット
- 回答の解説がシンプル。
- 間違えた問題についての解説はついていないものが多い
- AIの基礎知識の問題も多い分AWSサービスについての問題がもう少しほしくなる
問題集が限られているためこちらの問題集を購入しました。
問題についてはほぼ毎週改定や差し替えが行われており、現在進行形でメンテナンスしながらブラッシュアップしてる段階という感じでした。(問題の質が向上するのは良いことかなと)
Udemyのような教材の最大のメリットは情報が劣化しにくいのが良い点だと思っています。
本問題集はそういう意味では日々更新される問題集という感じでした。
✒AWS Skill Builderでの問題集
「Exam Prep Official Practice Question Set: AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01 – Japanese)」
オススメ度:高
利用した感想
★メリット- 数少ない公式の問題集
- 不正解の答えについても理由が解説されている
- 本番のテストに近い問題を解くことが出来る
★デメリット
- 問題数が少ない
教材の少ないAIFの中で貴重な公式の問題集です。
問題数は少ないですが、テスト前の理解度チェックや回答の解説が丁寧で最低一度はさらっておくことを強くオススメします!
問題についても本番のテストに近い形式での問題のため、試験の空気感を感じる意味でも良い教材でした。
学習教材関連全体的に問題集や解説テキストが少なく、他のAIのテキストやAWSの公式の資料を読んだりして知識を補完しながら取り組まないと覚えた知識が定着しにくいと感じました。
ネット検索でAI関連の勉強方法を検索すると学習した内容をまとめているものもあるので、そういったものも補うのに多少参照しました。
参考テキスト◆Skill BuilderでAIとMLを説明している資料
Fundamentals of Machine Learning and Artificial Intelligence (Japanese)
◆分かりやすくAIについて説明しているブログがあったので、私が参照したリンクを記載しておきます。(@kikuziroという方のブログです)
https://qiita.com/kikuziro/items/9591b5dd9425acf04144
4.学習方法
- 学習方法について
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学習方法については以下の順番で実施しました。
- AIの概要をテキストで確認する
- 問題集を解き続ける(Udemy)
さらっとAIについて学習した後はひたすら問題集を解き続けました💦
学習教材についてはかなり少ないですが、AIの概要は3章のブログであったり、公式のテキストで概要を掴みました。
問題集については問題を解き続け、正解率がそれぞれ安定して9割になるまで繰り返し解き続けました。
問題集だけだと、一部AWSサービスについての知識が少し足りない感じがあったので、AWSの公式から調べたり、用語をまとめたサイトを参考にしたり、ChatGPTで質問したりして補完しました。
資料が少ない時にこそAIを使った学習が役に立ったなと感じました。間違えたところや疑問点についてはChatGPTやCopilot等に聞いてみるのもありです。(今回はかなり助けられました)
試験が近くなったら仕上げにAWSのSkill Builderを利用して問題を解きました。20問だけなのでそこまで時間もかかりませんし、教材の少ないAIFの中で公式の問題が解ける貴重な問題であるため利用しない手はありません。 - 学習時間について
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大体学習の期間としては約1か月半程度でした。
教材も少ないことからまずはすぐに試験を受けてしまおうという感じで1か月勉強して試験を受けて、1回目は少し合格に届かなかったので2回目で合格しました。(勉強していた範囲と少し問題傾向に乖離を感じたので不足分を再試験の2週間で振り返りました)勉強時間の内訳としては
・平日は1時間程度。時間が取れない場合は通勤の電車かバスで問題集を数問でも良いから手を付けるようにしました。
・休日は午後に平均3時間前後。
・大体週に合計11時間勉強していたと考えた場合、1か月半で約60時間程度になります。
私の前提知識としてはAI資格のG検定を受けてはいましたが、AI用語については聞いたことあるなー程度でほぼ素人という感じです。なので今回のAIFで再度一から学びなおしました。試験を予約する時についてですが、CBTの試験については休日受ける場合は予約が多く、都合の良い日に予約出来るとは限らないため、試験受けるまでの待ち期間もあると思ってください。(自身がついてから予約しようと思うと案外2週間位先になってしまうこともわりとあります)
5.CBT試験での注意点
- CBT試験の申込について
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CBT試験については公式のAWSのリンクから申し込み可能です。
たまにキャンペーン等で割安になっていたり、再試験が1回無料になっていたりするので、お得な情報がないか確認してみると費用面で助かるかもしれません。会場については少し早くついておくと、混んでなかったときは少し早めに受験させてもらえることもあります。
身分証が複数必要(免許証+マイナンバーカード等)になるので忘れないように気を付けましょう。
メモするためのペンとかを渡されますが、AWS-AIFで計算問題はないので使うことはありません。 - 会場での試験の雰囲気
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用意されているパソコンで操作を行いますが、かなりシンプルな画面構成になっていて、後で確認するための見返す機能はありますが、後は選択肢をひたすら埋めていくだけになります。
時間は問題の文章が多めのため慣れていないと少し時間がかかります。少し悩んで分からないものは一旦回答を選択して、後で見返す方が良いです。試験の結果はその日の朝に受講して、夜には通知が来ていました。
6.あとがき
- ・まとめ
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今回の説明した内容を整理すると
- AIプラクティショナーはAIを学びたい人をメインにした資格
- テストは90分65問で700点で合格(約7割)
- 受験料は15,000円(税込みだと16,500円)
- 勉強教材は問題集2つとテキストはブログや公式のAIの説明資料に目を通した
- Udemyの問題集を9割正解になるまで解き続ける
- 分からないところはChatGPTに聞いたりして知識を補完
- 学習期間は1か月半、勉強時間は約60時間
- CBTは休日は混むので余裕を見て予約をしておく
AIプラクティショナーは今後AWSでAIの仕事をしていく時の導入として役立つ資格です。
まだ資格取得者が比較的少ない分、他の方との差別化も出来ると思っています。
そしてAIについては現在注目されている技術であり、今後の伸びしろも秘めていると思っています。
今回の情報が皆さんの合格の参考になれば幸いです。