SOAを勉強しようとしたけど勉強教材が全然なくてどうしよう・・・?
AWS SysOps Administrator(AWS-SOA)を取得したいけど、時間が足りない、どんな教材を使って勉強すればいいのか分からない。
このブログでは、仕事と両立しながらSysOpsについて効率よく学べる方法をお伝えします。
学習に使用した教材、役立つ勉強法、そして合格までの道のりをサポートします!
1.Sysops Administratorとはどんな資格?
- 資格の概要
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AWS Certified Solutions Architect – Associate(Sysops)はシステム運用管理に必要なスキルと知識を証明する資格です。
インフラ運用や日々のオペレーション、モニタリング業務を行う方に向いている資格だと言えます。
また、同じアソシエイト資格の中だと構築をメインにしたSAAが有名であり、こちらの資格をまずは目指すという方が多い印象です。2023年前半までは本試験の目玉でもあった試験ラボという実技的な試験があったみたいですが、2024年現在だとまだ再開はされていなそうでした。資格取得という観点で言えば、対策が一つ減るのでメリットとも考えられるかもしれません。私も試験を受けた時は既に試験ラボはありませんでした。
2.試験の概要について
- 試験概要
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試験ついては以下の通りです。
項目 詳細 試験時間 130分 試験の形式 65問の選択式、複数選択で720点/1000点で合格(約70%程度) 受験料 150USD(20,000円) テスト形式 対面 もしくは オンライン
※Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験対応言語 英語、日本語、韓国語、中国語、他 時期やタイミングによっては再受験1回無料等のキャンペーンもやっているため、一度ホームページを確認してみてください。
3.使用した学習教材
- 使用した教材について
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私がソリューションアーキテクトで利用したのは、Udemyの動画教材と問題集でした。(教材1、問題集1)
クラウドの基礎的な学習はプラクティショナーを取得した際に購入していたため、購入していません。
動画教材「AWS認定SysOps Administrator Associate(SOA-C02)試験 対策トレーニング」
オススメ度:中
利用した感想。
★メリット- クラウドの操作画面を見ながら学べるのでサービスがイメージがしやすい
- ハンズオンにも対応している
- 動画学習のため隙間時間を利用して学習が出来る
- 演習問題(50問)もついているので理解度チェックが出来る
- 総時間が14時間程度のため、情報がコンパクトにまとまっている
★デメリット
- 付属の問題集だけだと演習量が少し足りないので、問題集は別途必要となる。
- サービスの基本機能や設定内容は学習出来るが、テスト問題だとサービスを利用した具体的なケースが問われることがあるので、演習が必要となる
動画がまとまっており、時間も適量であるため教材としては非常に見やすい動画でした。
また、教材を久々に見返していましたが適度に動画が更新されていたので、教材が古くなりにくいと感じました。Udemyのような教材の最大のメリットは情報が劣化しにくいのが良い点だと思っています。
デメリットについてはそこまで気になるところはないですが、試験合格だけを優先したい方には少し説明が長く感じるかもしれません。(それでも他の動画教材に比べて時間は短いですが)
私自身はソリューションアーキテクトを先に取得していたので必要そうな部分だけかいつまんで学習をしていました。動画の総視聴時間としては13時間程度です。
✒Udemy問題集
「【SOA-C02】AWS Certified SysOps Administrator – Associate 模擬試験」
オススメ度:高
利用した感想
★メリット- 問題1問あたりのボリュームが大きいので本番に近い形での演習が出来る
- 不正解についても理由が解説されている網羅性が高い
- 最近演習モードが追加され、1問1答で問題が確認できるようになった
★デメリット
- データの更新は作成者次第なので必ずしも反映されるとは限らない
- 解説についてはシンプルである
- 問題数についてはやや少なめ
SOAに取り組んでいる方共通の悩みであると思いますが、SAA等の資格に比べてSOAの教材の少なさに頭を悩ませている方が多いと思います。私もその一人でした(いや、ほんとに)。
Udemyの問題集についても提供している数が少なく、品質(評価)が高いものについても探すのが難しいです。
私が利用した問題集ついては問題数はやや少なめですが、問題の難易度としては文章量も多く、問題の意図を汲み取るのも難しいことから難易度は少し高めに感じました。
本問題集でよかったと思ったのは、実際に出る問題も読んでて理解が難しいものが多く、ある意味テストに近い問題を経験出来たことです。
これくらいの感じの問題が出るという意味で利用してみるとテスト本番で似た問題に出会えるかもしれません。
私の時は運が良かったのか近い問題が何問か出てきていたように感じました。
4.学習方法
- 学習方法について
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学習方法については以下の順番で実施しました。
- 購入した動画教材を1周
- 問題集を解き続ける(Udemy)
これだけ?という感じですが、これだけでした💦
私が試験に取り組む前の前提として、AWSの他の資格(AIF,SAA)を取得しており、基礎的な部分はある程度学習済みでした。
動画についてはSAAとは違うサービスの説明がいくつかあったので情報を補完しつつ、Sysopsで扱うサービスの範囲を確認するために視聴しました。問題集については問題を解き続け、正解率がそれぞれ安定して9割になるまで繰り返し解き続けました。
問題1問あたりのボリューム(文章量)が多いので50問3セットですが解き終わるのにはそこそこ時間がかかったという印象でした。
また、ラボ試験がないことで他のAWSの試験と同じ感覚で受けられたのも今回の合格につながったかと思いました。私はAWS自体は仕事での実務経験がほぼ皆無だったので、ラボ試験があった場合は更に難易度が上がっていたと思っています💦
また、私は今回試験までの時間がなく、受講しませんでしたが、試験が近くなったら仕上げにAWSのSkill Builderをさらっておくのが良いと思います。20問だけなのでそこまで時間もかかりませんし、教材の少ないSOAの中で公式の問題が解ける貴重な問題であるため利用しない手はありません。 - 学習時間について
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大体学習の期間としては約1か月程度でした。
期間としては少し短いですが、短期集中で乗り切った形です。勉強時間の内訳としては
・平日は1時間程度。時間が取れない場合は通勤の電車かバスで問題集を数問でも良いから手を付けるようにしました。
・休日は午後に平均3時間~4時間前後。
・大体週に合計11時間勉強していたと考えた場合、1か月で約44時間になります。
時間についてはある程度AWSの基礎知識(AIFもしくはSAA)がある前提になるので、そこも加味して参考にしてもらえればと思います。(AWSをはじめて、いきなりSOAから受ける方はあまりいないかなと思いますが💦)また、CBTの試験については休日受ける場合は予約が多く、都合の良い日に予約出来るとは限らないため、試験受けるまでの待ち期間もあると思ってください。(自身がついてから予約しようと思うと案外2週間位先になってしまうこともわりとあります)
5.CBT試験での注意点
- CBT試験の申込について
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CBT試験については公式のAWSのリンクから申し込み可能です。
たまにキャンペーン等で割安になっていたり、再試験が1回無料になっていたりするので、お得な情報がないか確認してみると費用面で助かるかもしれません。会場については少し早くついておくと、混んでなかったときは少し早めに受験させてもらえることもあります。
身分証が複数必要(免許証+マイナンバーカード等)になるので忘れないように気を付けましょう。
メモするためのペンとかを渡されますが、AWS-SOAで計算問題はないので使うことはありません。 - 会場での試験の雰囲気
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用意されているパソコンで操作を行いますが、かなりシンプルな画面構成になっていて、後で確認するための見返す機能はありますが、後は選択肢をひたすら埋めていくだけになります。
時間は問題の文章が多めのため慣れていないと少し時間がかかります。少し悩んで分からないものは一旦回答を選択して、後で見返す方が良いです。試験の結果はその日の朝に受講して、夜には通知が来ていました。
6.あとがき
- ・まとめ
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今回の説明した内容を整理すると
- Sysopsは運用をメインにした資格
- テストは130分65問で720点で合格(約7割)
- 受験料は20,000円(税込みだと22,000円)
- 勉強教材は動画1本と問題集1つ
- 動画を1周したらひたすら問題を9割正解になるまで解き続ける
- 学習期間は1か月、勉強時間は約45時間
- CBTは休日は混むので余裕を見て予約をしておく
Sysops Administratorは今後クラウドで運用系の仕事をしていく時に、役立つ資格です。
資格取得者が比較的少ない分、他の方との差別化も出来ると思っています。
今回の情報が皆さんの合格の参考になれば幸いです。