仕事が忙しいけどSAAって取得可能・・・?
AWSソリューションアーキテクトアソシエイト(AWS-SAA)を取得したいけど、仕事の合間に取得が出来るのか不安な方へ。
このブログでは、仕事と両立しながら効率よく学べる方法をお伝えします。
学習に使用した教材、役立つ勉強法、そして合格までの道のりをサポートしていけたらと思います!
1.ソリューションアーキテクトアソシエイトとはどんな資格?
- 資格の概要
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AWSソリューションアーキテクトアソシエイト(AWS Certified Solutions Architect – Associate)はアーキテクチャ設計、AWSサービスの適切な利用するための資格です。
AWSのサービスの知識を活かして、効率的、効果的な環境を設計、構築していく知識を身につけることが出来ます。
また、まずAWSの仕事に就くために資格取得するように言われる資格がSAAであり、採用活動や新人の研修でもこの資格を取得するように言われているところが多い印象です。私は基礎からはじめていきたいタイプであったため、まずクラウドプラクティショナーの資格取得からはじめましたが、SAAはそこから一段難しくなった印象はありました。
2.試験の概要について
- 試験概要
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試験ついては以下の通りです。
項目 詳細 試験時間 130分 試験の形式 65問の選択式、複数選択で720点/1000点で合格(約70%程度) 受験料 150USD(20,000円) テスト形式 対面 もしくは オンライン
※Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験対応言語 英語、日本語、韓国語、中国語、他 時期やタイミングによっては再受験1回無料等のキャンペーンもやっているため、一度ホームページを確認してみてください。
(プラクティショナーに比べると5000円程上がっていますね💦)
3.使用した学習教材
- 使用した教材について
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私がソリューションアーキテクトで利用したのは、Udemyの動画教材と問題集、Ping-tの問題集、AWS Skill Builderでした。(教材1、問題集3という比率です)
クラウドの基礎的な学習はプラクティショナーを取得した際に購入していたため、今回は購入しませんでした。。
動画教材「【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座」
オススメ度:中
利用した感想。
★メリット- クラウドの操作画面を見ながら学べるのでイメージがしやすい
- ハンズオンもあるので実際に操作したい人にも対応している
- 動画学習のため隙間時間を利用して学習が出来る
- 模擬テストもついているのでお得感がある
★デメリット
- 総再生時間が約50時間程度あるので、短期間で試験の合格のみを目指す場合は動画が長く感じるかもしれない
- 基本的なサービスは操作画面も含めて学習できるが細かいサービスについては網羅はされていないため、問題集等で補完が必要
実際に画面を見ながら学習が出来るのが動画学習の最大のメリットです。
また、教材についても試験の規格が変わったとしてもアップデートして対応してくれることもあるので、サービスや機能の統廃合が多いクラウドサービスとデジタル教材の相性が良いです。
とくにデメリットはないのですが、試験合格だけをまず目指したい方にとっては、早めに問題集に取り掛かった方が時間効率は良いため、少しボリュームが多いのがデメリットなのかなというところです。(自分も1周したあとは気になったとこだけ見返す程度でした)
✒Udemy問題集
「【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)」
オススメ度:高
利用した感想
★メリット- 問題数が多い(約400問)
- 不正解となる選択肢についても理由まで解説してくれているため網羅性が高い
- 試験の規格が変わっても対応してくれるため情報の劣化が少ない
- セールがやっていることが多く比較的安く購入出来る
- 最近演習モードが追加され、1問1答で問題が確認できるようになった
- 解説が丁寧なため、テキストとしても優秀
★デメリット
- データの更新は作成者次第なので必ずしも反映されるとは限らない
- 定価で買う場合は値段がかなり高いので、すぐに始めたい場合は割高になる可能性がある
Udemyの問題集についてはかなりオススメです!
AWSは稀にテストの方の規格が変わることがありますが、一度教材を買ってしまえば教材側も新しいバージョンに対応してくれる場合があるので、AWSのテスト規格にUdemyは相性が良いです。
AWS教材については大体Udemyでの学習が7割程度を占めていたと思います。✒Ping-t 問題集
「最強WEB問題集 AWS ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C03)」
オススメ度:中
利用した感想
★メリット- 問題数が多い(約750問)
- アカウント登録が必要だが無料で利用出来る
- 分野ごとに問題範囲を絞れる
- 正解の履歴が分かるので得意不得意の問題が分かる
★デメリット
- サービスの知識を問う問題が多いので、実際の試験とは少し出題内容が異なることがある
- AWS教材はSAA1つだけのため、ハンズオンや動画学習といった教材はない
Ping-tについては有料教材もありますが、SAAについては無料のため、コスパが良いのが一番のメリットです!
教材の数としては本問題集のみのため、メイン教材として扱いには少し心もとないので、補完用の教材として利用しました。✒AWS Skill Builder
「Skill Builderページ」
オススメ度:中
利用した感想
★メリット- 類似の問題が出ることが多い
- 短時間で解くことが出来る
- 全ての選択肢について正解不正解について解説してくれる
- 無料で受けられる
★デメリット
- 問題数が少ない(20問)
- 網羅性は高くない
本家の問題集ということで、SAAの要点を抑えた問題が少ないながら出ています。
また、本番のテストにも近い問題が出てたことがあったと思うので、最低1度はやっておくのが良いです。
問題数としては物足りないので試験を受ける直前の理解度チェックとしてにさらっておくのをオススメします。
4.学習方法
- 学習方法について
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学習方法については以下の順番で実施しました。
- 試験突破口座の動画を1周
- 問題集を解き続ける(Udemy,Ping-t)
- AWS Skill Builderで模擬試験を受ける
試験突破口座の動画を一周まずは見ましたがかなり時間が長いので、あくまで雰囲気を掴むために1周見た感じです。(操作方法についてはテストで問われないので、スルーしても問題はないかと思いました)
問題集については問題を解き続け、不正解の箇所はノートに手書きして覚えるようにしました。
基本的にはUdemyの教材をひたすら繰り返し、正解率が上がってきたら知識拡充のためにPing-tもさらいました。
選択肢については正解以外についても理由が説明出来るようになるようになるまで確認しましょう。正解だけ覚えてしまうと問題の対応力に大分違いが出てきます。
試験が近くなったら仕上げにAWSのSkill Builderをさらっておきましょう。20問だけなのでそこまで時間もかからないですし、何より公式からの問題集のため理解しておく方がテストの正解率も上がります。 - 学習時間について
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大体学習の期間としては約3か月程度でした。
SAAについては一発で合格とはならなかったため、再試験の待ち期間があり少し長めになりました。勉強時間の内訳としては
・平日は1時間程度。時間が取れない場合は通勤の電車かバスで問題集を数問でも良いから手を付けるようにしました。
・休日は午後に平均3時間~4時間前後。
・大体週に合計11時間勉強していたと考えた場合、1か月で約44時間、3か月で120時間程度になります。
学習時間としては動画を見ていた期間も含めているためやや多めに感じますが、問題集に早く取り掛かればもう少し短くなるかと思います。また、CBTの試験については休日受けるにも予約が多く、都合の良い日に予約出来るとは限らないため、試験受けるまでの待ち期間もあると思ってください。(自身がついてから予約しようと思うと案外2週間位先になってしまうこともわりとあるので注意)
5.CBT試験での注意点
- CBT試験の申込について
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CBT試験については公式のAWSのリンクから申し込み可能です。
たまにキャンペーン等で割安になっていたり、再試験が1回無料になっていたりするので、お得な情報がないか確認してみると費用面で助かるかもしれません。会場については少し早くついておくと、混んでなかったときは少し早めに受験させてもらえることもあります。
身分証が複数必要(免許証+マイナンバーカード等)になるので忘れないように気を付けましょう。
メモするためのペンとかを渡されますが、AWS-SAAで計算問題はないので使うことはありません。 - 会場での試験の雰囲気
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用意されているパソコンで操作を行いますが、かなりシンプルな作りになっていて、後で確認するための見返す機能はありますが、後は選択肢をひたすら埋めていくだけになります。
時間は問題の文章が多めのため慣れていないと少し時間がかかる印象です。少し悩んで分からないものは一旦回答をいれて、後で見返す方が良いと思います。試験の結果はその日の夕方から夜には出ていたと思います。
6.あとがき
- ・試験を受けてみて
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実際に試験を受けた感想としては、合格は出来たけど、案外知らない内容もちらほらあったという印象でした。そのため、知っている知識を利用して選択肢を絞っていくということも必要になりました。
ソリューションアーキテクトアソシエイトは今後クラウドを仕事にしていく時に、まずは取得しておきたい代表的な資格の一つです。最近作業要員の履歴書を見ると、高確率でAWSの資格を所有資格している方を見かける機会が増えてきました。それくらい各システム系の会社でも社員の育成科目として取り組んでいるのだと思います。
早めに準備をして損になることはない資格ですので、焦らず確実に取得していけたらと思います。皆さんの合格の参考になれば幸いです。